Article

ARTICLE

イタリア ブランド「ダニエラデマルキ」のドロパージュ技法によるジュエリーについて

イタリア ブランド「ダニエラデマルキ」のドロパージュ技法によるジュエリーについて

ダニエラデマルキとAILA ディレクターの出会いについてお話してきましたが、いったんお休みして、そのジュエリーの素晴らしさ・特別な技法について語らせてください。 前回の記事↑ 芦屋セレクトショップAILAディレクターとダニエラデマルキの出会い Vol.5   イタリアンジュエリーの真髄を感じる—ダニエラ・デ・マルキのドロパージュ イタリアンジュエリーは、その洗練されたデザインと卓越した職人技で世界中に愛されています。中でも、ダニエラ・デ・マルキ(Daniela De Marchi)のジュエリーは、その美しさと独自性から、多くのジュエリーファンに支持されています。今回は、ダニエラ・デ・マルキの魅力的なコレクション、特に彼女が得意とする「ドロパージュ」技法についてご紹介します。   ダニエラ・デ・マルキとは? ダニエラ・デ・マルキは、イタリア・ミラノを拠点に活動するジュエリーデザイナーで、その作品は常に革新性と伝統を融合させたものとして注目されています。彼女のジュエリーは、特にイタリアンジュエリーの精緻さを大切にしながらも、現代的な感覚を加えたデザインが特徴です。   ダニエラデマルキの特徴であるドロパージュ技法とは? ドロパージュ("Dropping")ジュエリーとは、ジュエリーのデザインや製作において金属や宝石を組み合わせて、まるで自然に滴るような動きを感じさせるスタイルです。この技法は、19世紀のフランスで特に人気を博しました。ドロパージュという名前は、フランス語で「滴る」という意味の「dorer」(金を塗る)や「tomber」(落ちる)などに由来していると言われています。 ドロパージュって初めて聞いた、、、という方にもう少し詳しくお話しますと   ドロパージュジュエリーの歴史 19世紀初頭: この技法は、主にフランスで流行し、特にエミール・アレクサンドル・シュヴァリエなどの著名なジュエリーデザイナーによって発展しました。彼らは、金属を手作業で細かく加工し、宝石を使って滴るような美しい効果を作り出しました。 アールヌーヴォー時代: 19世紀末から20世紀初頭にかけてのアールヌーヴォー運動の影響を受け、ドロパージュジュエリーはさらに人気を集めました。この時代のデザインでは、自然界の有機的な形状や流れるようなラインが特徴的で、ドロパージュ技法がその美しい曲線を表現する手段として重宝されました。 現在では、ドロパージュジュエリーは、クラシックでありながらも独特の動きとエレガンスを感じさせるデザインとして、現代のジュエリーコレクションにも取り入れられています。 ダニエラデマルキは、このドロパージュ技法を巧みに使い、ジュエリーに独自の美しさを与えています。 ダニエラデマルキのジュエリーが重厚感とクラシック感また洗練されて雰囲気を持つのは、このような歴史的な技法からくるのかもしれませんね。 ドロパージュと天然石の効果でクラシックな重厚感を与えるリング Classic Collectionリング(Ring)[AN082 BBR ラブラドライト]  ...

イタリア ブランド「ダニエラデマルキ」のドロパージュ技法によるジュエリーについて

ダニエラデマルキとAILA ディレクターの出会いについてお話してきましたが、いったんお休みして、そのジュエリーの素晴らしさ・特別な技法について語らせてください。 前回の記事↑ 芦屋セレクトショップAILAディレクターとダニエラデマルキの出会い Vol.5   イタリアンジュエリーの真髄を感じる—ダニエラ・デ・マルキのドロパージュ イタリアンジュエリーは、その洗練されたデザインと卓越した職人技で世界中に愛されています。中でも、ダニエラ・デ・マルキ(Daniela De Marchi)のジュエリーは、その美しさと独自性から、多くのジュエリーファンに支持されています。今回は、ダニエラ・デ・マルキの魅力的なコレクション、特に彼女が得意とする「ドロパージュ」技法についてご紹介します。   ダニエラ・デ・マルキとは? ダニエラ・デ・マルキは、イタリア・ミラノを拠点に活動するジュエリーデザイナーで、その作品は常に革新性と伝統を融合させたものとして注目されています。彼女のジュエリーは、特にイタリアンジュエリーの精緻さを大切にしながらも、現代的な感覚を加えたデザインが特徴です。   ダニエラデマルキの特徴であるドロパージュ技法とは? ドロパージュ("Dropping")ジュエリーとは、ジュエリーのデザインや製作において金属や宝石を組み合わせて、まるで自然に滴るような動きを感じさせるスタイルです。この技法は、19世紀のフランスで特に人気を博しました。ドロパージュという名前は、フランス語で「滴る」という意味の「dorer」(金を塗る)や「tomber」(落ちる)などに由来していると言われています。 ドロパージュって初めて聞いた、、、という方にもう少し詳しくお話しますと   ドロパージュジュエリーの歴史 19世紀初頭: この技法は、主にフランスで流行し、特にエミール・アレクサンドル・シュヴァリエなどの著名なジュエリーデザイナーによって発展しました。彼らは、金属を手作業で細かく加工し、宝石を使って滴るような美しい効果を作り出しました。 アールヌーヴォー時代: 19世紀末から20世紀初頭にかけてのアールヌーヴォー運動の影響を受け、ドロパージュジュエリーはさらに人気を集めました。この時代のデザインでは、自然界の有機的な形状や流れるようなラインが特徴的で、ドロパージュ技法がその美しい曲線を表現する手段として重宝されました。 現在では、ドロパージュジュエリーは、クラシックでありながらも独特の動きとエレガンスを感じさせるデザインとして、現代のジュエリーコレクションにも取り入れられています。 ダニエラデマルキは、このドロパージュ技法を巧みに使い、ジュエリーに独自の美しさを与えています。 ダニエラデマルキのジュエリーが重厚感とクラシック感また洗練されて雰囲気を持つのは、このような歴史的な技法からくるのかもしれませんね。 ドロパージュと天然石の効果でクラシックな重厚感を与えるリング Classic Collectionリング(Ring)[AN082 BBR ラブラドライト]  ...

【ダニエラデマルキとの出会い Vol.5 】イタリア ミラノのダニエラアトリエ編 ~ 芦屋セレクトショップAILA~

【ダニエラデマルキとの出会い Vol.5 】イタリア ミラノのダニエラアトリエ編 ~ 芦屋セレ...

【ダニエラデマルキ との出会い 】 Birth of AILAの記事では、セレクトショップAILAが芦屋に誕生するまでのヒストリーをお届けいたしました。 今回は、セレクトショップAILAで取り扱っている、真鍮やシルバーを天然石と組み合わせた、イタリアミラノのジュエリー・"ダニエラデマルキ”のデザイナーとの出会いをご紹介いたします。 前回の記事→ ダニエラデマルキとの出会い Vol.4はこちら ----------------------------------     ミラノの観光名所ドゥオーモ広場からほど近くにあるダニエラデマルキのアトリエ。 大通りにはたくさんのブティックが立ち並ぶショッピングエリアではあリますが、Via del Piatti というイタリアらしい石畳の小道にダニエラデマルキのアトリエはあります。   入り口から入ると制作のデモンストレーションのエリアとなっていて、イタリアンジュエリーのアーティザン(職人さん)が実際そこで制作されてます☺️   ダニエラデマルキのアトリエは、制作現場であると共にブティック(=小売店)としての機能もあり、毎日たくさんのお客様がショッピングに来られてます。 ダニエラのブティックは、日本のジュエリー店のイメージのようにショーケースにいっぱい商品が陳列されてて、そこにある商品を選ぶ形式でなく、こちらのようにアテンディングスペースがあり、そこに座って、自分が望んでるものをリクエストするとアテンダントがお客様のリクエストに合ったものを選んでくれる形式です。   この引き出しからいろんなダニエラのジュエリーが出てくるなんて、夢のようにワクワクします🎵 自分でメタルの色やモデルを選んでオーダーすることもできます☺️ 自分スタイルのジュエリーを選んでる時の幸福感は何にも変えられません❤️ 幸せすぎる😮‍💨   ディスプレイは季節ごとに異なって、いつもアイディアに溢れていてとっても素敵なのです❤️ ダニエラがスタッフと歓談中😆 いつもふざけてるダニエラ😆私も記念撮影(2018年の写真だって!!若🤣)...

【ダニエラデマルキとの出会い Vol.5 】イタリア ミラノのダニエラアトリエ編 ~ 芦屋セレ...

【ダニエラデマルキ との出会い 】 Birth of AILAの記事では、セレクトショップAILAが芦屋に誕生するまでのヒストリーをお届けいたしました。 今回は、セレクトショップAILAで取り扱っている、真鍮やシルバーを天然石と組み合わせた、イタリアミラノのジュエリー・"ダニエラデマルキ”のデザイナーとの出会いをご紹介いたします。 前回の記事→ ダニエラデマルキとの出会い Vol.4はこちら ----------------------------------     ミラノの観光名所ドゥオーモ広場からほど近くにあるダニエラデマルキのアトリエ。 大通りにはたくさんのブティックが立ち並ぶショッピングエリアではあリますが、Via del Piatti というイタリアらしい石畳の小道にダニエラデマルキのアトリエはあります。   入り口から入ると制作のデモンストレーションのエリアとなっていて、イタリアンジュエリーのアーティザン(職人さん)が実際そこで制作されてます☺️   ダニエラデマルキのアトリエは、制作現場であると共にブティック(=小売店)としての機能もあり、毎日たくさんのお客様がショッピングに来られてます。 ダニエラのブティックは、日本のジュエリー店のイメージのようにショーケースにいっぱい商品が陳列されてて、そこにある商品を選ぶ形式でなく、こちらのようにアテンディングスペースがあり、そこに座って、自分が望んでるものをリクエストするとアテンダントがお客様のリクエストに合ったものを選んでくれる形式です。   この引き出しからいろんなダニエラのジュエリーが出てくるなんて、夢のようにワクワクします🎵 自分でメタルの色やモデルを選んでオーダーすることもできます☺️ 自分スタイルのジュエリーを選んでる時の幸福感は何にも変えられません❤️ 幸せすぎる😮‍💨   ディスプレイは季節ごとに異なって、いつもアイディアに溢れていてとっても素敵なのです❤️ ダニエラがスタッフと歓談中😆 いつもふざけてるダニエラ😆私も記念撮影(2018年の写真だって!!若🤣)...

【ダニエラデマルキとの出会い Vol.4】~芦屋セレクトショップAILA~

【ダニエラデマルキとの出会い Vol.4】~芦屋セレクトショップAILA~

【ダニエラデマルキ との出会い 】 Birth of AILAの記事では、セレクトショップAILAが芦屋に誕生するまでのヒストリーをお届けいたしました。 今回は、セレクトショップAILAで取り扱っている、真鍮やシルバーを天然石と組み合わせた、イタリアミラノのジュエリー・"ダニエラデマルキ”のデザイナーとの出会いをご紹介いたします。 前回の記事→ ダニエラデマルキとの出会い Vol.3はこちら --------------------------------------- 気づいたらダニエラと出会ってもう18-19年になります。 はじめに会った時、ダニエラはまだ独身だったし(その後、結婚⇨離婚😅) 次に会った時は、お腹に一人目のBabyがいて、次に会った時は結婚してて、その次に会った時は、お腹に二番目のBabyがいて、その次に会った時は離婚してました(日本語だから書ける😅)   会った時から気があって、お互い娘と息子のママというのもあって、すぐに意気投合。 そんな波乱万丈で激しいダニエラの子供たちももう16−17歳になったのだから、月日が経つのは早いですよねー。。 18年前、私たちもまだ若くて可愛かった(爆) そして希望に満ちていました。 自分たちで世界を変えられるかもしれない、、と恐れ多くも勘違いもしてました😅 そんな時から今まで一瞬だった気もするし、恐ろしく長い年月だった気もする。   いくつもの夜を語り尽くしてきたか、、ってくらいい、ビジネスのこと、スタッフのこと、家族や過去の恋人たちの、変わりいく世界のこといっぱい語ってきました。 毎年2回ミラノに通って、ダニエラのアトリエに通ってた、他でも仕事して、ダニエラとご飯食べて ある日ダニエラが、「Chise そんな何回もミラノに来るならホテル代も高くつくだろうからうちに泊まったら??」と言ってくれて、 「取引先なのにいいんですか???笑」 でも、遠慮??なんかございません。 そっちの方がゆっくり語りあえるし! それからは、出張中はずっとダニエラの自宅に泊まるという、出張なのかただ遊びに行ってるのかよくわからないミラノ出張となりました。 そんなこんなでダニエラの子供たちの成長も小さい時から見ているので、なんだか親戚のおばさんのような気さえしてきます😆 可愛いジュリアとカルロ(写真の解像度の低さが時代を感じますね😅)...

【ダニエラデマルキとの出会い Vol.4】~芦屋セレクトショップAILA~

【ダニエラデマルキ との出会い 】 Birth of AILAの記事では、セレクトショップAILAが芦屋に誕生するまでのヒストリーをお届けいたしました。 今回は、セレクトショップAILAで取り扱っている、真鍮やシルバーを天然石と組み合わせた、イタリアミラノのジュエリー・"ダニエラデマルキ”のデザイナーとの出会いをご紹介いたします。 前回の記事→ ダニエラデマルキとの出会い Vol.3はこちら --------------------------------------- 気づいたらダニエラと出会ってもう18-19年になります。 はじめに会った時、ダニエラはまだ独身だったし(その後、結婚⇨離婚😅) 次に会った時は、お腹に一人目のBabyがいて、次に会った時は結婚してて、その次に会った時は、お腹に二番目のBabyがいて、その次に会った時は離婚してました(日本語だから書ける😅)   会った時から気があって、お互い娘と息子のママというのもあって、すぐに意気投合。 そんな波乱万丈で激しいダニエラの子供たちももう16−17歳になったのだから、月日が経つのは早いですよねー。。 18年前、私たちもまだ若くて可愛かった(爆) そして希望に満ちていました。 自分たちで世界を変えられるかもしれない、、と恐れ多くも勘違いもしてました😅 そんな時から今まで一瞬だった気もするし、恐ろしく長い年月だった気もする。   いくつもの夜を語り尽くしてきたか、、ってくらいい、ビジネスのこと、スタッフのこと、家族や過去の恋人たちの、変わりいく世界のこといっぱい語ってきました。 毎年2回ミラノに通って、ダニエラのアトリエに通ってた、他でも仕事して、ダニエラとご飯食べて ある日ダニエラが、「Chise そんな何回もミラノに来るならホテル代も高くつくだろうからうちに泊まったら??」と言ってくれて、 「取引先なのにいいんですか???笑」 でも、遠慮??なんかございません。 そっちの方がゆっくり語りあえるし! それからは、出張中はずっとダニエラの自宅に泊まるという、出張なのかただ遊びに行ってるのかよくわからないミラノ出張となりました。 そんなこんなでダニエラの子供たちの成長も小さい時から見ているので、なんだか親戚のおばさんのような気さえしてきます😆 可愛いジュリアとカルロ(写真の解像度の低さが時代を感じますね😅)...

【 ダニエラデマルキ との出会い Vol.3】~芦屋セレクトショップAILA~

【 ダニエラデマルキ との出会い Vol.3】~芦屋セレクトショップAILA~

  翌月早速ミラノに飛んだ梶谷。そのころはまだ国際携帯もなく、ミラノ中心地の観光名所であり歴史的建造物の「DOUMO」の地下鉄の駅の公衆電話から、ダニエラのお店に電話。

【 ダニエラデマルキ との出会い Vol.3】~芦屋セレクトショップAILA~

  翌月早速ミラノに飛んだ梶谷。そのころはまだ国際携帯もなく、ミラノ中心地の観光名所であり歴史的建造物の「DOUMO」の地下鉄の駅の公衆電話から、ダニエラのお店に電話。

【 ダニエラデマルキ との出会い Vol.2】~芦屋セレクトショップAILA~

【 ダニエラデマルキ との出会い Vol.2】~芦屋セレクトショップAILA~

  初めてのDaniela へのコンタクトメールの返信は拍子抜けするくらいあっさりしたものでした。

【 ダニエラデマルキ との出会い Vol.2】~芦屋セレクトショップAILA~

  初めてのDaniela へのコンタクトメールの返信は拍子抜けするくらいあっさりしたものでした。

【ダニエラデマルキ との出会い Vol.1】~芦屋セレクトショップAILA~

【ダニエラデマルキ との出会い Vol.1】~芦屋セレクトショップAILA~

  創業当初、世界各地のデザイナーズジュエリーをリサーチする日々でした。今でこそ、「AILA =Made in Italyのもの」という認識を持たれているお客様が多いと思いますが、創業当初は、インターネットサーフィンをして世界各地のデザイナーを探し、コンタクトをとる。

【ダニエラデマルキ との出会い Vol.1】~芦屋セレクトショップAILA~

  創業当初、世界各地のデザイナーズジュエリーをリサーチする日々でした。今でこそ、「AILA =Made in Italyのもの」という認識を持たれているお客様が多いと思いますが、創業当初は、インターネットサーフィンをして世界各地のデザイナーを探し、コンタクトをとる。