〜大正ロマンに身を置いて、ヨドコウ迎賓館〜
AILA & COKUが店を構える、芦屋の街。
お店は阪急神戸線が東西に走る線路のすぐ北の通り沿いにあり、あの伝統的な阪急マルーンと呼ばれる、ワインレッドのような小豆色の車両をよく目にします。
こちらは1920年に開通。
大正時代、なるほど、ハイカラさんな時代ですね。
その頃、阪急芦屋川駅より10分ほど坂道を上ったところに、アメリカが誇る世界的な近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト氏によって、素晴らしい邸宅が設計されました。
芦屋のお隣、神戸・灘の酒造家でいらした山邑家の別邸として建設された、旧山邑家住宅。
時代の流れとともに持ち主も移り変わり、長い時を経て、今は「ヨドコウ迎賓館」という、国の重要文化財として親しまれています。

フランク・ロイド・ライト氏が提唱した、有機的建築(オーガニック・アーキテクチャ)。
人間と自然、そして建築物が一体となり、互いに調和し、共鳴し合う設計思想は、この芦屋の地にぴったり。

100年を経た今でも、芦屋の街を少し高台から、奥ゆかしさと上品な華やかさをたたえながら、静かに見守っています。
中に入ると、まるで大正ロマンの世界にタイムスリップしたような心地になります。



明治時代に海外の文化がたくさん流入し、大正の頃には、日本古来の和のスタイルとうまく融合しながら、より自然体で過ごせる空間へと変化していったのではないでしょうか。

代々続く酒造という世界で生きてこられた山邑氏の別邸だからこそ生まれた、この独特の世界観なのかなと感じました。
新しい時代に、世界の文化を程よく受け入れながら、心穏やかに過ごすための邸宅。
自然の空気をたくさん取り込み、中から外へも放つ。
内と外がゆるやかに混じり合うことができるような造りが、細かなところにまで施されています。

とにかく目を惹くのは、至るところに飾られている、植物の葉をモチーフにした銅板。

これらが刻んできた歴史や、長い時をここで佇み続けてきたことを、静かに物語っているようです。
陽が差し込むと、その銅板によって廊下に生まれる陰影が、美しい木漏れ日のように揺らめきます。

なんとも言えない、満たされた気持ちになります。
随所に飾られる季節の植物もまた、今もなお、ここで丁寧な時が織りなされていることを感じさせてくれます。


バルコニーから望める芦屋の街。

そして、芦屋川の景色。
そこからは、ゆっくりとした時の流れを感じます。
慌ただしい日々を送りがちな今だからこそ、時にはこの空間に身を寄せて、立ち止まってみるのも大切なのでしょう。
季節折々の風景を楽しめる場所。

秋には紅色に染まった葉を愛で、贅沢な気分に。
春には、芦屋川を縁どる美しい桜の樹々を臨むことができます。
毎年、桃の節句の頃には、山邑氏が所蔵していた雛人形も展示されます。
来春には、ぜひ見てみたいものです。
芦屋の地に佇み続ける、唯一無二の存在。
ヨドコウ迎賓館が歩んできた100年には遠く及ばず、10分の1ほどの長さの時ではあるものの、
暮らしの中で心に響くものをお届けするお店として、この芦屋の地に存在し続ける当店。
同じ地に、存在できることに感謝の気持ちです。
ヨドコウ迎賓館 旧山邑家住宅 公式サイト
https://www.yodoko-geihinkan.jp/
staff Ma
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AILA and COKU
JR芦屋駅・阪急芦屋川より 徒歩約8~9分
イタリアンアクセサリーのダニエラデマルキ他、同じくイタリアのバッグブランド デクチュール( de Couture)、ロンドンのスカーフブランド Vassilisa等、他のショップでは取り扱いのないインポートブランドを数多く取り揃えているセレクトショップです。
2025年7月24日より芦屋市東山町に移転&リニューアルOPENし、LIFESTYLE SHOP COKUと併設運営となりました🌟
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